治療さえすれば流石に妊娠するだろうと思っていたあの頃。

甘かったっ・・・!
しない、とにかくしない。面白いくらい、しない。
避妊してたのになぜか出来ちゃった、が他所の世界のできごとに思える今日この頃、
そろそろ自分の設定していた『不妊治療のやめ時』の期限に近づいてきてしまいました。
ということで今回は『不妊治療のやめ時』について考えていきます。
不妊治療をやめるタイミング
夫婦で話し合い、『いつまでやるか』について、いくつか基準を設けています。
妊娠
妊娠して卒業できれば一番良いですね。
最高のエンディングです。
資金
治療内容や病院、期間によって差が激しいので何とも言えない基準ではありますが。
私は使う資金より貯金額で決めています。
『生活費』『絶対使っちゃだめなお金』『使っていいお金(治療に使えるお金)』という風に口座分けしているので、『使っていいお金』に余裕があるうちは治療OKとしています。
治療回数
これは(どうやら難航しそうだぞ)という雰囲気が出た頃に決めた基準でした。
具体的な回数としては『助成金を限度の6回分を使い切ったら終わり』です。
私の住んでいる地域では、治療内容により15万円もしくは7.5万円の助成金が出ます。
そのうち高額な方の15万円の助成を6回受けたら終わりにしようと思っています。
あと1回です。
年齢
私は35歳までと決めています。
私は29歳から治療を始めました。
20代から治療してもできなかったのに、一般的な妊娠率も下がる35歳以降に妊娠する確率は相当低いと思うからです。
お金が湯水のように使えるならば、それでも挑戦したいところですが、そうはいかないので。
あと2年です。
精神的な問題
限界
辛くてたまらなくなったら終わるかもしれません。
納得
もう十分やったと思えたら辞めるかもしれません。
諦め
もうなにしても無駄だろうと思っても辞めるかもしれません。
不妊治療はいつかはやめるもの
「もしかしたら次は成功するかも・・・」
「十分やったからもう満足!って治療やめれるようにがんばる」といった話をしていた時に、不妊治療で子どもを授かった方にこういったニュアンスのことを言われたことがあります。

自分なら絶対諦められない。

いやまぁ・・・あなたは早い段階で成功したからそう言えるでしょうけど・・・。
『もしかしたら成功するかもしれない』けど『もしかしたらずっと成功しないかもしれない』。
有名な穴掘りの画像、ご存じですか?

画像鉱山で2人の人が穴を掘っている。
1人はお宝の直前まで掘ったのに、諦めてしまう。
もう1人は諦めずに掘り続けて、もう少しでお宝に届きそう。
という、『諦めずに続けていれば報われる』という画像です。
このように努力が報われる世界もあるでしょう。
でも不妊治療においては違います。
成果が出ずに涙ながら諦めてきた人たちがたくさんいます。

不妊治療においては、こう↑なんです。
どれだけ掘っても宝がない可能性があるんです。
宝がないのにいつまでも掘り続けるって不毛じゃないですか?
掘る予算を決める、掘る期間を決める、掘り終える場所を決める
なにかしらの基準を決めて折り合いをつけて、どこかで諦めるしかないんです。
不妊治療の成功率について
35歳で見てみると成功率は、胚移植で約40%、すべての治療をひっくるめると約20%。
成功しているのは2割~4割の人で、半数以上が成功していません。
成功している人の中には、『いままで治療をしていなかったけれど、始めたらすぐに出来た』という人も含まれるでしょう。
そう考えると20代から治療を続けてきて、いまだ成果なしの私はこのグラフよりさらに成功率は低いでしょう。
「諦めずに頑張っていればできる!!」と妄信していては後々辛い思いをすると思います。
冷静に考えないと。
子どもがいない=不幸にならないように
世の中子どもが全てじゃないです。
不妊治療でいっぱいいっぱいの時は、妊娠・出産で頭の大部分が占められてしまうと思います。
でも、そうじゃないんです。
そして子どもがもし生まれたとしても、子どもだけが全てではないです。
子どもに『自分の幸せ』を全て任せてはいけないと思います。
他人(子どもも結局は他人です)に自分の幸せを依存すると、結局は不幸になります。
そして依存される方も不幸になります。
目標
妊娠して卒業
これができれば最高なのですが~~~!
そういえば最近Twitterの治療中のフォロワーさんが陽性出ました。
なんとパイプ椅子さんをフォローした直後・・・。
なんだかここまで来るといよいよ怖くなってきた、パイプ椅子さん。
もう十分やれることはやった、と納得して卒業
第二の目標、というか今目指しているところです。
治療の方は医師にある程度任せておけば良いですが、心の調整は自分でしないといけないので。
こうしてブログを書いて整えているところです。
そんな私の整え記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
これからも聞いてあげてね。
うに🐰
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