こんにちは、うにといいます。
2017年から妊活・不妊治療をはじめ、現在(2020年11月)は顕微受精を行っています。
今回はタイミング療法を行っていた時のことを話します。
治療方法や医学的なことは万が一誤った知識をお伝えしてしまうと怖いので、専門書や医療機関のHPをご参照ください。
ここでは経験者だからこそ話せる、内面のことを主に話していきます。
不妊治療されている方にとってはあるある~と共感してもらったり、辛いのは自分だけじゃないよってことを知っていただいて励みになればなと思います。
周囲に不妊治療中の方がいらっしゃる方には、その方への対応の参考になればなと思います。
私には関係ないわ、という方もぜひ読んでみてください。将来なにかの役にたつかもしれません。
なんせ、不妊症で悩むカップルは1割もいると言われているんですから!
タイミング療法とは
排卵期を予測して、その数日前~当日くらいまでの期間に仕込むことです。
もっとわかりやすく言うと、妊娠しやすい期間にやることです。
こちらの説明がわかりやすいので、ご覧ください。
実施期間
私が行っていた期間は2017年10月~2018年1月の3か月間です。
当時の年齢は29歳でした。
ネットで見ていると半年くらいは継続する方が多いのかなという印象があります。
私がタイミング療法をたった3か月しかしなかった理由は、
- 基礎体温を測ったり、排卵予測検査薬を使用したりと、自己流でもある程度排卵日を狙っていたが効果が出なかった。
- AMH値が低く、卵巣予備能が実年齢より10歳ほど年をとっていることが検査でわかった。
- 年内にタイミング療法を終わらせたかった。
の3点からでした。
とにかく、焦っていたんでしょうね。

意味のないことに時間かけてらんないよ!!!
という感じだったんだと思います。
タイミング療法はとりあえずの通過儀礼程度に考えていました。
タイミング療法の流れ

あくまで、私が経験した流れです。病院は1か所しか通ってません。
病院によって多少違いがあると思います。
診察の予約
生理が来てから10日目くらいに診察予約を入れます。
排卵日の予測
超音波検査で卵胞の大きさを見て、排卵日を予測します。
排卵誘発
hcgという排卵を促す注射をします。
仕込み
ドクターに言われた日に致して、仕込みます。
判定
生理が来たら”リセット”。はじめのコマに戻ります。
生理がこなければ検査をして妊娠判定。無事妊娠判定が出ればゴール!
辛かったこと
注射

先端恐怖症で痛がりなため、注射が大嫌いです。
毎回ドキドキしながら打ってもらっていました。
今では自己注射もさくさくこなせる様になりました。慣れですね。
内診台

内診台、すごく苦手でした。
下半身裸で守ってくれるものはペラペラな紙スカートのみ。
診察台に座ると、抵抗も許されず開かれる足。
もう紙スカートも守ってくれない。
恥ずかしがるのも恥ずかしいし、地味にHPが減っていくのを感じていました。
今?なにも感じません。
さっと脱いでさっと乗って、半裸の状態で元気に名前と誕生日を告げています(本人確認)。慣れですね。
禁酒


妊娠判定でるまで、少しくらいは飲んでも構いませんよ。
と言われましたが、もともと飲酒量が多い私には『少しくらい』の判断がつかないので排卵前から禁酒していました。
飲み会に行くと飲みたくなるのでできるだけ断ったり、飲み友達と会い辛かったりと寂しかったです。
当時の日記
いまから飲み会
お酒大好きやからめっちゃ飲みたいけどがまん、、
がまんして子供できるならいくらでもするけど、どーせできひんやろうしなーというなげやり
でも我慢します一応
当時の日記より
消えていく有給


じゃぁ、2日後にまた来てください
ってさらっと言われるんですよね。
上司や同僚に謝って、なんとか仕事の予定を調整して・・・。
調整してもらうからには、報告の義務があると思い、言いたくない不妊治療のことを上司に話したり。
そんな苦労をしたあとのリセット、本当心底がっかりします。
当時の日記
不妊のことを上司数人に話して今後治療していこうと思うのでご迷惑おかけしますと了承とってきた。
そのときは淡々話せたんだけど、帰り道に人に話したからなのか急に
私って不妊なんや、普通の人はお金かけず苦労もせず出きることがお金かけて苦労してもできるかどうかわからない不妊なんや、、
て実感沸いてきて
きついなぁ、、
当時の日記より
周囲からの慰めとアドバイス

よく知らないことに関して、特に求められてもいないのにアドバイスをしてはいけない。
不妊治療をして、一番学んだことはこれだと思います。
心配して言ってくれているのは、わかります。
わかりますが、その適当なアドバイスがものすごい勢いで相手のHPを削っていることに気付いてほしかった。
特に、こっちが話したくもないのに根掘り葉掘り聞いてきて勝手にアドバイスされるのが本当に腹立ちました。
タイミング療法を行っている初期段階が一番言われる気がします。
さすがに体外までいくともう誰もなにも言いません。ていうか言えないのでしょう、わからないから。
私もこの体験を生かして、求められていないアドバイスと適当な慰めはしないようにしたい・・・と思っています。
上手な傾聴の仕方を取得したいです。
アドバイスを求められたら、誠心誠意答えてあげればよいと思います。
当時の日記
「なんの薬ですかー?」「なんの病院ですかー?」って毎回ちょっとね~って返してんのになんべん聞くんじゃ!しばくぞ!
あんまりしつこいからカミングアウトしたついでにまぁでも半分諦めてますって言ったら
「諦めちゃだめですよ!確率の問題なんですから!」
ってこちとらできにくいって数字でしっっかり出てるんだよ!しかもそれ補う薬飲んでもできないんやからまだなんかあるだろうからあまり期待しすぎても仕方ないし私はそれに耐えきれないんだよ!まぁでも後悔しないためにとりあえずできることはやってるけどね!
って内容をマイルドに言っても「でもでも、、」ってなぞに諭そうとしてくる。
なんなんですかね、あの根性論だらけの説得と、それは不妊じゃないだろってレベルの知り合いの妊活成功談語り。
自己タイミング半年でできたのは不妊じゃねえだろ。
あと伝家の宝刀【諦めたらできるって言うもんねっ☆】
よそはよそ、うちはうち、ってお母ちゃんに習いませんでしたか????ん????あなたはできる、私はできないんです。
わかってくれ~。
当時の日記より
めっちゃキレてます。お口が悪くて申し訳ございません・・・。
ちなみにこの方からは、他にも
「私は酔った勢いで避妊しなかったらできちゃって☆だからそれくらい楽な気持ちでいたほうがいいですよっ☆」
などといちいち癪に障るアドバイスを多数いただきました♡
仕込み作業

ラブラブいちゃいちゃ、楽しかったはずの愛の行為がただの作業になります。
排卵日が近づくと、数うちゃ当たる戦法を取って、2~3日に1回無理にでもしていました。
一番むなしかったのは、夫がいわゆるやらしいビデオを見てなんとか頑張って、発射しそうになったら突っ込むみたいなね。
一体なにしてんだろうか・・・という気分になりました。
夫もつらかったと思います。
その時期は激務で日が変わるころに帰宅することも珍しくなかったです。
帰ったら寝たいだろうに、よく協力してくれていたと思います。
そうやってなんとか文字通り奮い立たせて仕込み終えたら、妻が半裸のまま足を上にあげて15分待機しはじめるんだから、なかなかうんざりすると思います。
(妊活都市伝説:仕込み後は足を上げて待機すると妊娠率が上がる)
おわりに
こんな感じで、主にキレたり泣いたりしていた私の『不妊治療:タイミング療法編』は終了します。
今振り返るととにかくキーキーしていてめんどくさいですね。
今は落ち着いていてこのように書けますが、当時はもうそりゃ必死でした・・・。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
うに🐰
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