不妊治療中の夫婦のコミュニケーション 〜お互いの「ちょうどいい」距離の見つけ方〜

Voicy

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はじめに

こんにちは。

このブログでは、5年半の妊活・不妊治療を経験した「うに」が、体験談や考えたことをお話ししています。

自身の体験談の漫画も描いています→漫画一覧

今回は、不妊治療中の夫婦関係の変化と、そこから得た気づきについてお話しします。

 

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私たち夫婦のコミュニケーションパターン

私たち夫婦の特徴として、ほとんどの決定が私主導という特徴があります。

夫は「どちらでもいい」というタイプで、自分の意見をあまり言わない、というよりも意見自体が少ないタイプです。趣味に関することには意見があるものの、こだわる範囲が比較的狭いようです。

結婚式の準備は、このパターンが顕著に表れた例でした。
私は子育てにお金をかけたかったため、シンプルな式を希望していましたが、親の意向もあり、結果的にそれなりの規模の式となりました。

方向性や予算が何度か変更になりましたが、夫は毎回「なるほど、確かに!それがいいね!」「うにさんのいいようにしよう」と賛成するだけでした。

 

不妊治療で顕在化した課題

しかし、不妊治療が始まってから、このコミュニケーションパターンに問題が生じてきました。

私が悩んでいても、夫からは「うにさんの好きにしたらいい」「俺は夫婦2人でもいい」という返答ばかり。

会話の質も徐々に変化していきました。それまでは普通に交わしていた会話が、治療に関することは「業務連絡」のようになっていったのです。

特に印象的だったのは、病院から帰ってきたときの出来事です。

夫からは「どうだった?」という質問はほとんどなく、私から話し出すまで聞いてくれませんでした。
私はそれが不満で、一度、試すような気持ちで夫から聞かれるまで何も報告せず黙っていたことがありました。

すると、就寝時間になっても聞かれず、「なんで気にならないの!?忘れているの!?あなたにとって不妊治療ってそんなものなの!?私ばっかり!!」と激しい怒りを感じたことを覚えています。

 

転機となった北海道旅行

大きな変化が訪れたのは、治療3年目のことでした。

ストレスが限界に達していた私たちは、休養を兼ねて北海道旅行に行きました。
そこで自然と治療について話し合う時間が生まれ、初めて夫の「夫婦2人でもいい」という言葉を素直に受け止められたのです。

これまで同じ言葉を聞いても「なぜ分かってくれないの」と感じていたのに、この時は違いました。これが夫なりの治療との向き合い方なのだと、初めて理解できたのです。

 

心の余裕がもたらした気づき

なぜその時受け止められたのか。
それは、心に余裕ができていたからだと思います。

普段と異なる環境で話すことで、やっと夫の気持ちに耳を傾けることができました。

この経験から、大切なのは意見を合わせることや熱量を一緒にすることだけではないと気づきました。相手の価値観をきちんと理解し受け入れること、そしてお互いの折り合いのつく場所を探していくことが重要なのだと感じています。

 

夫婦のバランスは、必ずしも50:50である必要はないのかもしれません。

しかし、お互いの考えを理解できる関係性は大切です。そのためには、時には立ち止まって、心の余裕を作ることも必要です。

コミュニケーションは、自分の心の状態と密接に関係しています。イライラしていたり余裕がない時は、どんな言葉も否定的に捉えてしまいがちです。だからこそ、まず自分の心の状態や、心の落ち着かせ方を知ることが大切なのではないでしょうか。

私は自分の経験から、そのように考えています。

 

おわりに

このブログでは、5年半の不妊治療を通じて経験したことや気づきを共有しています。

私の体験談は漫画でも読めます。ぜひご覧くださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日もぼちぼちいきましょう。

 

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