不妊治療で採卵や移植の予定が入るたびに、仕事を休むのが気まずい。
他の人の休職や育休は支えられるのに、自分が治療で職場に頼る番になると、申し訳なさでいっぱいになる。
そんなふうに感じている方へ、この記事を書いています。

こんにちは。小森うにです。
私は5年半の不妊治療を経て出産し、現在はエッセイ漫画家・不妊ピアカウンセラーとして、不妊治療中のしんどさや、言葉にしづらい気持ちを整理する発信をしています。
今回は、採卵後で来月移植予定の方から届いた「職場に頼るのが申し訳ない」というご相談をもとに、不妊治療と仕事のはざまで生まれる罪悪感について、一緒に整理していきます。
先に、いちばん伝えたいことを書きます。
他の人を支えてきた人が、自分の番になった時に少し支えてもらうことは、ぜったいに迷惑でも、わがままでもないです。
それでも申し訳なくなってしまうから、しんどいんですよね。
この記事は、その罪悪感を少しほどくために書いています。
不妊治療で仕事を休むのが気まずい人へ

働きながら治療って、周囲に気を遣ってしまって、それだけでかなり疲れてしまいます
いただいたご相談は、こんな内容でした。
3回目の採卵が終わり、来月移植予定です。
私は他の人の休職や育休のサポートは進んでするのに、自分の治療のことで上司やチームに頼るのに気が引けてしまいます。
来月は外せないイベントが多く、移植日と重ならないといいなと願うばかり。
重なったとしても、今年は治療を優先しないといけないと思うのですが、働きながら治療って周囲に気を遣ってしまい、それだけでかなり疲れてしまいます。
これ、本当にしんどいですよね。
治療そのものだけでも大変なのに、通院日程、仕事の予定、上司への説明、チームへの申し訳なさまで乗ってくる。
それだけでかなり削られますよね。
不妊治療って、ちゃんと医療なのに休みにくい
不妊治療って、ちゃんと医療なのに、なぜか堂々と休みにくい。
治療って名前がついてるし、国にも認められている医療なんですけど、一般的な病気の治療とは、なんかちょっと違う言いづらさがありませんか?
私だけ?
(もちろん、身体的に負担のある疾患があって治療されている方もいるので、全部を一括りにするわけではないんですが。)
多くの場合、病気の治療って「マイナスをゼロに戻す」感覚がある一方で、不妊治療は「子どもがほしい」という願いのために、時間もお金も使って、職場にも迷惑をかけているような気持ちになりやすかった。
私はそうでした。
ちなみに厚生労働省も、不妊治療と仕事の両立について資料を出しています。
そこには、通院回数の多さ、精神的な負担、日程調整の難しさが両立の壁になっていること、治療を受けていることを職場に知られたくない人も多いことが、ちゃんと書かれています。
「働きながら不妊治療をするのが大変」という感覚は、個人の甘えじゃなくて、国も認めている難しさなんです。
「わがままみたい」と感じてしまうのは、仕事を大事にしているから
客観的に見たら、国にも認められている医療なんだから、堂々と受けていいんです。
でも、心の中ではこんな声が出てくる。
「自分の命がどうこうという治療ではないのに」
「自分が望んでいることのために、周りを振り回しているんじゃないか」

私も、わがままみたいに思ってしまうところがありました
でも、落ち着いて考えたら、全然わがままじゃないんです。
子どもを望む人にとって、子どもができづらいということは、自分の命というか、人生というか、ほんまに根っこの部分を揺さぶられる出来事だと思うので。
そこに仕事の責任まで重なったら、疲れて当然です。
頼りづらい人ほど、普段から周りを見ている
今回のご相談者さんは、他の人の休職や育休のサポートは進んでする方でした。
だからこそ、自分が頼る番になると、急に申し訳なくなる。
それってたぶん、仕事を大事にしていて、周りのこともちゃんと見ている人だからこそ出てくる感覚なんだと思います。
それでも、治療を優先していい
「今年は治療を優先しないといけないな」
そう思えているなら、その判断は大事にしていいと、私は思います。
さっきも書きましたが、大事なことなのでもう一回言います。
他の人を支えてきた人が、自分の番になった時に少し支えてもらうことは、ぜったいに迷惑でも、わがままでもないです。
もちろん、職場にどこまで話すかは人それぞれです。
全部を細かく説明しなくてもいい。
「通院のため、急な日程調整が必要になるかもしれません」と伝えるだけで精一杯の日もあります。
厚生労働省の「不妊治療連絡カード」のように、主治医と職場をつなぐためのツールもあります。
ただ、制度やカードを使うかどうかも、無理に決めなくて大丈夫。
自分が一番消耗しにくい形を選べたら、それでいいと思います。
来月の移植、うまいこといきますように
3回目の採卵、本当にお疲れさまでした。
来月の移植が、どうか少しでも心穏やかに迎えられますように。
外せないイベントと重なりませんように。重なったとしても、うまいこといきますように。

心から応援しています
ひとりで抱えきれない時は、相談してください
不妊治療と仕事のはざまで、「休みたいのに申し訳ない」「職場にどう話せばいいかわからない」と苦しくなることがあります。
そういう気持ちって、正解がひとつじゃないからこそ、ひとりで考えるほど絡まっていきます。
私の相談窓口では、不妊治療中の気持ちや、誰にも言いづらい罪悪感を一緒に整理しています。
アドバイスを押し付ける場所ではありません。
あなたの中にある気持ちを、一緒に言葉にしていく場所です。
「相談するほどじゃないかも」と思っている人ほど、話すと整理されることが多いです。
たとえば、こんな方は相談に来てください。
・職場にどう伝えたらいいか、頭の中がぐるぐるしている方
・治療を優先したいのに、罪悪感で苦しくなっている方
・家族にも友人にも、弱音をうまく話せない方
相談メニュー
Zoom相談:60分 4,000円
メール/LINE相談:3通 3,000円(文章でじっくり整理したい方に)
話す内容がまとまっていなくても大丈夫です。
今の気持ちを、そのまま持ってきてください。
ひとりで抱えこまないで、一緒に整理しましょう。



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