不妊治療で劣等感を感じる自分を、責めなくていい|経験者の声

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こんにちは、小森うにです。
私は5年半の妊活・不妊治療を経験し、現在はエッセイ漫画家・不妊ピアカウンセラーとして、不妊治療中のしんどい気持ちや、仕事・人間関係・治療の迷いについて発信しています。

この記事では、不妊治療で移植を繰り返しても結果が出ず、劣等感や焦りを感じている方に向けて、私の経験と考えをお話しします。

先に、いちばん伝えたいことを書きます。

劣等感も焦りも、すぐには消えない。でもそれは、あなたがダメだからじゃない。それだけ必死にやってきたっていうこと。

移植を繰り返しても結果が出ない劣等感

質問箱に、こんな相談をいただきました。

質問者さん

移植4回目で良好胚を2個移植したものの、1個しか着床せず、心拍確認ができず流産と診断されました。

不妊治療をしているだけでも少数派なのに、移植4回でもうまくいかず、
不妊治療をしている人の中でもさらに少数派になっていることに強い劣等感を覚えます。

劣等感や焦りにどう向き合えばいいでしょうか。

まず、辛い気持ちをここに吐き出してくださって、ありがとうございます。

移植4回目で、良好胚を2個移植して、やっと着床したと思った命が流産になってしまった。今は、自然排出を待っているところなんですね。

体は大丈夫ですか。心がつらいのはもちろんだと思います。痛みや出血で不安なことがあれば、我慢せずに病院へ連絡してくださいね。

不妊治療の少数派の中で、さらに少数派になっていく感覚

「不妊治療をしているだけでも少数派なのに、その中でもさらに少数派になっている気がする」

この感覚、すごくわかります。

不妊治療って、ただでさえ周りと同じように進めていないように感じるのに、治療の中でも結果が出ないと、どんどん自分だけが取り残されていくように思えてしまう。

頑張りと結果が結びつかないのが、いちばんしんどい

不妊治療って、頑張りと結果が結びつくとは限らない。それがいちばんしんどいところです。

頑張ったのにうまくいかなかった時、「自分が何か劣っているから」って思えてしまう。

でも、ぜったいにそうじゃないです。

うまくいかないのは、あなたが人として劣っているからじゃないし、何か足りなかったからでもない。不妊治療の結果は、自分の努力のおよぶ範囲がものすごく限られています。

「もっと苦労されている方がいることは理解していますが」と書いてくださっていますが、比べなくて大丈夫です。

もっと苦労している人がいたとしても、今のあなたのつらさが小さくなるわけじゃない。

誰かの苦労を見て「自分だけじゃない」と安心できるならそれでいいけど、自分の感情を押し込めるための比較だったら、しなくていいと思います。あなたも十分苦労しているし、今つらいと感じていることには、ちゃんと理由があるから。

「考えすぎ」なんかじゃない

年齢のこと、保険回数が残り2回しかないこと、治療を重ねるたびに体がボロボロになっていく感じ、何も得られず失うばかりに感じること。

どれも本当の制約だし、当然の怖さです。「考えすぎ」なんかじゃない。

望んだ成果が出ない不妊治療の最中は、本当に失うものの方ばかり目に入る。今あるものに目を向けられないくらい、追い詰められてしまうんですよね。

治療の結果に、人生の価値を全部預けなくていい。私はそう思っています。

でも、それが「そうだよね」ってすんなり入っていかない時がある。それも知ってます。「そうできたらいいのに」って。明るく元気に不妊治療を続けられたらって。

不妊治療は、自分の努力のおよぶ範囲が限られている。でも、努力しないとすべてが止まってしまう感じもある。だから休むことも怖いし、諦めることもできないんだと思います。

ひとりで抱えきれない時は、話しながら一緒に整理することもできます。

でも今は、まず「焦っている自分を責めなくていい」と思うところからで大丈夫です。

焦っている自分を責める量を、少し減らす

劣等感や焦りにどう向き合えばいいか。

まず、それを消そうとしなくていいと思います。今の状況で劣等感や焦りが出るのは、とても自然なことだから。

そのうえで、焦りを少し離れたところから見てみてほしいんです。

「私は今、年齢と、保険回数と、治療を重ねても望んだ成果が出ないことに焦っている。そりゃ焦るよな、この状況じゃ」って、声に出してみること。

「焦っている自分はダメだ」じゃなくて、「この状況なら焦って当然だよな」って。

焦りをなくすことは難しくても、焦っている自分を責める量は少し減らせるかもしれません。

うに
うに

焦りを消すことは難しくても、焦っている自分を責める量は少し減らせるかもしれません。

そして今は、まだ流産のただ中です。今すぐ前向きになれなくても、整理できなくてもいいです。

「まだ諦められない」と「もうしんどい」が同時にあっていい。

よかったら、自分のことを大切な親友だと思って、声に出してこう言ってあげてみてください。

「本当によくがんばってきたね。
やっと着床したと思った赤ちゃんが、お空に行ってしまった。

辛いよね、悲しいよね、焦るよね。
そりゃそうだよ。

ここまでひとりで抱えて、それでもまだ立とうとしてるあなたは、
もう十分がんばってるよ。

劣等感も焦りも、すぐには消えないと思います。でもそれは、あなたがダメだからじゃない。それだけ必死にやってきたっていうことです。

ひとりで抱えきれない時は、私にお話してみませんか?

私自身も5年半の妊活・不妊治療を経験してきました。
今は不妊ピアカウンセラーとして、たくさんの方からお話を伺っています。
私の体験や考えなども、ご希望されたらお話できます。

アドバイスを押し付ける時間ではありません。

治療方針を決めたり、妊娠する方法を教えたりする時間でもありません。

今あなたが感じていることを、一緒に言葉にして整理していく時間です。

「相談するほどのことじゃないかも」と思っている方ほど、話すと少し整理されることがあります。

整理されると、自分の本当の気持ちや、次何をしたらいいのかが見えてくるときもあります。

  • 移植を繰り返しても結果が出ず、劣等感や焦りを感じている方
  • 「自分だけ取り残されている」と感じて苦しい方
  • ひとりで抱えているのがしんどくなってきた方

 

話す内容がまとまっていなくても大丈夫です。今の気持ちをそのまま持ってきてください。

一緒に整理しましょう。

まだ相談するほどではないけれど、少しずつ気持ちを整理したい方へ。

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