私のところに、妊婦さんやお子さんのいらっしゃる方から「不妊症の友人・知人に子どもの話をしてはいけないか?」とよく質問が届きます。
そのことについて少し考えたので、記事にしてみました。
この記事を書いた人
34歳 不妊治療もうすぐ6年生 諦める準備中
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不妊症の人に子どもの話をすることは無配慮?
確かに子どもの話を聞くことが辛い人はいるでしょう。
いるでしょうが、「不妊症の人には自分の子どもの話をしてはいけない」、そんなことあるわけないです。
不妊症と言っても、人によってまた時期によって感じ方は違います。
話をされて傷付く人、されないことで傷付く人、あなたに子どもがいるという事実だけで傷付く人、何も感じない人、積極的に聞きたい人、可哀想だと思われているということに傷付く人、可哀想なんだから気にして欲しいと思う人、他にも様々です。
それを全部察してうまくやるなんて無理だと思います。当事者の私でも自信がないです。
だから、話したかったら話して、そして相手の反応を見ながら対応するのが良いんじゃないかなと思います。
それに、たとえ傷付いたとして、子どもの話に傷付いてしまう心は本人がどうにかしなくてはいけない部分が大きいと考えています。
でも、もし相手の方が傷付くことが明確にわかっているなら話さなくてもよいかなぁとは思います。
ハッピーの押し売りは迷惑
独身の友人の話ですが、結婚したお姉さんに
「結婚ってすごく幸せ!絶対したほうがいい!あなたにも必ずいい人いるから諦めないで!」
と言われたそうです。
結婚願望のない友人はとても鬱陶しく感じたと。
これ、きっと子どものいる人が子どものいない人に
「子どもはいいよ!はやく作りなよ」
って言うのと同じで、本人に全く悪気はないと思われます。
いずれも自分のいまの環境が超ハッピーなのでその状態になることをオススメしてるだけだと思います。
人にオススメできるくらいハッピーで幸せなことだと思います。
でも、いらないものや、ほしくても手に入らないものを熱くオススメされてもうざったく感じる人が多いです。
というわけで、不妊症の人に、
「はやく子ども作りなよ」「子どもはいいよ」「妊活してるの?」「養子は?」
など子どもを持つことをせかすようなことを言うのはあまりよい結果にならないことが多いと思います。
子持ちと子なしは何を話せばいいのか
子どもが好きか嫌いか、傷付くか傷付かないかなどは一旦置いておいて。
一般的に自分に関係のない話題は興味を持たない人が多いのではないでしょうか。
と考えると子どものいない人に子どもの話ばかりをしても、あまり盛り上がらないでしょう。
逆もまた然りで、妊活や不妊治療の話は不妊治療をしていない人、経験のない人には正直興味のない話でしょう。
共通の話題について多く話すとお互い楽しいと思います。
子どもの話、治療の話以外することがない場合……
そのお友だちとはもう生きている場所が違うんだと思います。
昔は仲が良かった友だちでも、環境が変われば合わなくなることは珍しくありません。
しんどい思いをしながら無理に話を合わせる必要もないんじゃないかなって。
大人になると自由に使える時間は少なくなります。
できるだけ楽しいこと、心地の良いことに時間を多く使うほうがいいと思います。
そのこと自体に興味がなくても、あなたのことが好きだからってお互いのことに興味を持てるような関係が理想ですけどね。
まとめ
子どもの話に限った話ではないですが、
- 友だちにハッピーを共有するのはよいこと。
- でもそのハッピーを人に押し売りすると迷惑がられることもある。
- 相手と共通の話題のほうが盛り上がりやすい。
おわり
最後まで読んでいただきありがとうございました!
うに🐰
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