こんにちは!
5年半の不妊治療体験やそこから考えたことなどを漫画やブログにしている、不妊ピアカウンセラーの小森うにと言います。
いただいたメッセージをご紹介します。
体外受精1回目陰性、年齢とリミットへの不安
メッセージへの返信
メッセージありがとうございます。
体外受精1回目が陰性だったこと、それだけでも本当に辛いのに、年齢的なリミットを感じておられることや、体外受精に進んでも授からないんだという気持ち、いろんな要素が重なって、本当にお辛い状況なんだということが伝わってきました。
原因も特に見つからず、むしろ条件は良いと言われていただけに、「ここを直せばいい」という手がかりもなくて、より一層しんどいですよね。
仕事が手につかないこと、人生がどこに向かっているのかわからないという言葉から、そのお気持ちが余計に伝わってきました。
「先の見えないトンネル」の苦しさ
特に「人生どこに向かっているかわからない」というところ、私も何度も経験した苦しさです。
不妊治療を「先の見えないトンネル」ってよく例えられますけど、当時は本当にうまいこと言うなと思ってました。
なんなら、トンネルのほうが進む方向が一方向なだけまだマシじゃん、とか思ったりもしてました。
真っ暗で道もわからない場所に放り出されて、突然いろんな専門的なことを覚えたり理解したり調べたりしなきゃいけなくなって。
ネットには治療している人がたくさんいるのに、周りには誰もいなくて。
世界で自分ひとりだけが、どこに向かっていってるのかわからない気持ちになっていました。
時が止まっているような、同じところをぐるぐる回っているような。
本当に辛いですよね。しんどいですよね。
あなたの気持ちは決しておかしくない
あなたが今感じておられる不安や絶望感、それは決しておかしなことじゃないです。
むしろ、これだけ真剣に向き合っているからこその感情だと思います。
「どうすればいいかわからない」って、その気持ちのまま過ごすのは、想像以上にエネルギーを消耗しますよね。
漫画を読んでくださったこと
私の漫画を読んでくださって、本当にありがとうございます。
共感したと言っていただけることは、描いた者としてとても嬉しい反面、あなたがあの苦しさを今まさに味わっている最中なんだと思うと、胸がぎゅっとなります。
あの漫画に描いたこと、あれは本当に当時の私の正直な気持ちでした。
誰にも話せなくて、でも心の中ではずっと叫んでいるような。
「誰にもわかってもらえない」「私だけ」という孤独感が、治療そのものの辛さと同じくらい重くのしかかっていました。
吐き出せる場所があること
だからこそ、今こうしてメッセージをくださったこと、本当に勇気のいることだったんじゃないかなと思います。
吐き出せる場所があってよかった、そう思ってもらえたなら、開設した意味があったなと感じています。
無理にポジティブにならなくていい
今は答えが見えなくて当然です。
次の凍結胚のことを考えると不安になるのも、当たり前のことです。
無理にポジティブになる必要もないし、「頑張らなきゃ」と自分を追い込む必要もありません。
ただ、ひとつだけ。
あなたは一人じゃないです。
私も同じような気持ちを味わってきましたし、きっと私のフォロワーさんの多くも、似たような経験をされています。
それぞれの形は違っても、この「わからなさ」「先の見えなさ」は、多くの人が通ってきた道です。
いつでも、また吐き出しに来てください。
似た気持ちを感じたことのある者として、いつでも聞きます。
ここは、あなたが少しでも楽になれる場所であってほしいと思っています。
ぼちぼちいきましょうね🐰
質問の送り方
@uni_lapin_usaのストーリーズで不定期に質問箱を設置しています。
タイミングが合えばこちらからどうぞ!
📝 Googleフォーム
ストーリーズのタイミングを待てない!今すぐ聞きたい!という方は、こちらのGoogleフォームからいつでもメッセージをお送りください。
💬 もっと個人的に相談したい方へ
「公開で返事はちょっと…」「もっとじっくり話を聞いてほしい」という方は、
カウンセリングサービス「お話きき屋さん」もご利用いただけます。(Zoom・メール対応)
コメント