こんにちは!
5年半の不妊治療体験やそこから考えたことなどを漫画やブログにしている、不妊ピアカウンセラーの小森うにと言います。
いただいたメッセージをご紹介します。
職場の妊娠出産ラッシュと置いて行かれるような気持ち
判定待ちの不安と職場での苦しさの中で
こんにちは。メッセージをありがとうございます。
1回目の移植では母子手帳をもらった後に流産、その後2回目の移植が陰性で、今3回目の判定待ち中なんですね。今まさに判定待ちで気持ちが落ち着かない時だと思います。そんな中でメッセージをくださって、ありがとうございます。
判定待ちの間は特に気持ちが揺らぎやすい時ですし、流産の経験もあり、凍結胚ももうないということで、もしまたという気持ちや追い詰められるような感覚もあるんじゃないかなと思います。
本当にしんどいですよね。
職場の妊娠ラッシュが突きつけてくる「年齢」と「置いて行かれる感覚」
今一番辛いのが、職場での妊娠出産ラッシュとのこと。一番年下なのに、ずっと年上の先輩や2人目・3人目を出産した先輩方がたくさんいらっしゃる中で過ごされているんですね。
妊娠出産というのは、一般的には年齢が若いほど有利だと言われているのに、自分よりもずっと年上の方がスムーズに出産されているのを目の当たりにするの、本当にしんどいですよね。
実は私も20代のうちから治療をしていたので、自分よりずっと年上の方が産んでいかれるのを見た時、「私ってそんなに大変な体なんや」ってすごくショックを受けたのを覚えています。似たような感じなのかなと思いながら読ませていただきました。
「おめでとうございます」と言えたこと
陰性判定の後に、先輩が「妊娠した」と報告してくださって、帰りの車でずっと泣いてしまったんですね。大好きな先輩なのに涙が止まらなかったと。しかも「同い年の赤ちゃんできたらいいね」って言われて。
先輩は「当たり前に産めるだろう」と思っているように感じて、自分みたいな心配も経験もしたことがないんだと。別世界の人なんだと感じてしまったんですね。
まず、そういう状況の中で「おめでとうございます」と言えたこと、それだけでもう本当に十分です。すごかったですよ。
「同い年だったらいいね」と言われる痛み
「同い年の赤ちゃんできたらいいね」って言われるの、本当にきついですよね。
実は私も好きな友達に「妊娠したよ。次でいけたら同い年やねー」って言われて、すごいこと言うなぁと思ったことがあるんです。
普通に考えたら、「同い年やったらいいね」というのは、一緒に子どもが遊んだりできるし、一緒にママ友になれるし、これからも仲良くしていきたいねという、すごくポジティブな、あなたのことが好きだから言ってくださっていることなんだと思います。でも、そう受け取るのが難しいんですよね。
特に、何回も治療を重ねて、そのたび期待を裏切られ続けている中で、どんどんと「自分には無理なんじゃないか」という気持ちの方が大きくなっていくような、そんな時に「できたらいいね」って言われると…。
まあ、それはできたらいいんですけど、それは間違いないんですけど。そのために治療してるんですけど。
…なんというか、「お気楽な」感じがして。「何も分かってくれていないな、私の気持ちなんて」って感じ。
…私はそうでした。どうでしょう?似たところはありますか?
特に好きな人だったら、好きな人ほど「あなたならわかってくれると思っていたのに」という裏切られるような気持ちにもなったり。大好きな人と違う世界にいることがわかってしまったショック。
そんな感覚でした。辛いよね。
今のあなたに伝えたいこと
アドバイスが欲しいとのことですが、もう少し詳しくお聞きできたら嬉しいなと思っています。「どうしたらいいのか」の、「どこを目指していったらいいか」というのも、やっぱり人によって違うと思うので。
例えば、職場での心の距離の取り方なのか、自分の感情との向き合い方なのか、それとも治療への向き合い方なのか。もしよかったら、またお聞かせいただけたらと思います。
今の段階で具体的なアドバイスをするのは難しいのですが、何よりも先輩にちゃんと「おめでとうございます」と言えた時点で、もう本当に十分頑張られたと思いますし、それでOKだと私は思います。
それに、まずこうやって気持ちを吐き出していただくということが、一番大切なことなんじゃないかなと思います。書くだけでも少しスッキリしたところがあると思います。
またいつでもお聞かせくださいね。応援してます。
質問の送り方
@uni_lapin_usaのストーリーズで不定期に質問箱を設置しています。
タイミングが合えばこちらからどうぞ!
📝 Googleフォーム
ストーリーズのタイミングを待てない!今すぐ聞きたい!という方は、こちらのGoogleフォームからいつでもメッセージをお送りください。
💬 もっと個人的に相談したい方へ
「公開で返事はちょっと…」「もっとじっくり話を聞いてほしい」という方は、
カウンセリングサービス「お話きき屋さん」もご利用いただけます。(Zoom・メール対応)
コメント